Choosing Wisely Japan設立宣言
Choosing Wiselyキャンペーンは、2012年、米国内科専門医機構財団(ABIM Foundation)によって、医療職のプロフェッショナリズムに基づき、患者・市民が本当に役立つ医療を“賢明に選択”できるよう、医療職と患者との対話を促進し、意思決定を共有すること(Shared Decision Making) を目指して開始された。また、このキャンペーンの呼び掛けに応じて全米の臨床系専門学会が、併せて400余りの有用性に乏しい「考え直すべき医療」を、「根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)」の観点から、根拠文献(エビデンス)と共にリストアップしたことで、米国医療界に大きな反響を呼び起こし、現在、急速に国際的な広がりを見せている(Choosing Wisely International)。
私達Choosing Wisely Japan は、Choosing WiselyおよびChoosing Wisely Internationalと連携して、その活動をわが国に紹介するだけでなく、わが国においても根拠に乏しいまま実施されている医療の見直しを推進し、患者にとって臨床上の効果が高く、害の少ない医療を実現するために、さまざまの調査活動とともに医療界および一般社会に広く啓発を行う。
2016年10月15日
Choosing Wisely Japan 設立発起人一同